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東郷邸の暮らし

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当サイト作品『ロミオとジュリエット』の、”攻”東郷悟(とうごうさとる)の自宅と暮らしを本日は紹介します。

150年前に南西ドイツに宿として建てられた、5階建ての大きな木造建築が東郷の住まいです。
東郷が監督として所属する、サッカーチームブラオミュンヘンの選手たちは、この大きな建物を「ガストホフ」と呼んでいます。
ドイツ語でホテルの意味です。
東郷の恋人、道ノ瀬結(みちのせゆう)だけなく、サッカー選手たちが、時々遊びにやって来ます。

東郷の住むフライブルクは、フランクフルト国際空港から、国際高速列車ICEで南へ2時間ほどの所にあります。 スイス、フランスの国境近くの街で、ドイツを含む3つの国の文化が融合している町です。



比較的温暖で、太陽が降り注ぐフライブルクですが、11月ともなると厳しい冬に閉ざされます。
長い冬の後に迎える、日本の節分のような行事がこの地方にあります。
花開く春、鳥のさえずり、光ふりそそぐ夏、そして黄色い紅葉に覆われる秋がめぐります。
日本人と似た勤勉な民族性、四季を楽しむことができるドイツは日本と似ています。





東郷邸の居間。
ソファとテーブルは、休暇の旅先イタリアやフランスで買い求めたもの。
壁には葛飾北斎の版画。欧州で生きる東郷ですが、日本の心を忘れません。





居間には、京扇子が飾り物として置かれています。
こちらの壁には書の掛け軸もあります。扇子、掛け軸共に日本の京都で購入。




東郷が、日本で買い求めた古伊万里(骨董)の絵皿。
欧州はもとより、世界で大人気の日本の磁器です。





アルマーニ




ジャポン




ロマーノ

東郷監督は、猫が好きです。
3匹飼っています。すべて元は保護猫です。
サッカーは厳しい規律と忠誠心の世界なので、息抜きに、自由な猫が癒しになります。
黒猫はアルマーニと言う名前です。アルマーニは「ドイツ」と言う意味です。
三毛猫はジャポン、グレーの猫はローマからもらわれて来たので、「ローマの」と言う意味のロマーノです。
猫の産地がそのまま名前になっています。





東郷邸(ガストハウス)の夕焼け。
庭には、サッカーゴールがあります。





とある日の夕食。
牛肉の赤ワイン煮込みと、ジャガイモ団子の付け合わせです。これは料理が得意な東郷が作ります。
ジャガイモ団子は、クヌーデルと呼ばれています。
ジャガイモをゆでて、つぶし、小麦粉、卵、塩、コショウ、ナツメグを混ぜて丸めます。
あとは、グラグラ煮ないで茹でるだけ。
ニョッキみたいな、もちもちっとした食感が美味しいです。





ドイツパンいろいろ。昔、流通が発達していなかった頃、ドイツは寒冷地で白い小麦がとれにくかったため黒いパンが多いです。 でも、黒いパン、雑穀系のパンは体にいいのです。





うなぎのスープ。ドイツでもうなぎを食べます。うなぎをスープに入れると良い出汁が取れます。野菜やハムやレモンを白ワインで煮込みます。これも同じく東郷作。





焼くだけで美味いソーセージ。
ドイツではものすごい種類のソーセージがあります。
お惣菜と言うより、おやつ感覚です。これも東郷が焼きます。





東郷専用の浴室。大柄な人なのでバスタブも大きいです。
結が来た時は結も入ります。
小さなホテルのような家なので、客屋はたくさんあり、各部屋に浴室もあります。
日本の八ヶ岳や軽井沢のペンションを自宅にしているような感じです。





東郷の寝室。ダイニングルームの真上3階にあります。
結が泊まるのもここです。結ちゃんはここで大人になりました💓





朝ごはん。朝食作りは、お手伝いさんのジップの仕事です。
ジップは、タイからの移民で、東郷邸で働いています。

ジップいわく「だんな様のお好みのゆで卵は、4分ゆでた半熟卵です。パンは、やはりだんな様がお好きな町のパン屋さんの、焼きたてプレッツェルです。」







東郷は、朝から終日、選手たちとトレーニングや戦略ミーティング、試合に出かけます。
自宅にいる時も、トレーニングの研究が出来るよう、ベンチプレスなどプロ用トレーニングマシーンが置いてあります。





仕事に行く時も、恋人の結に逢いに行く時も愛車のベンツで。ドイツでは、トラクターもトラックもベンツです。
アウトバーン(ドイツの速度無制限高速道路)を走ります。
パリにいる結の自宅まで、わずか4時間半です。
東郷は、勤務日は朝から終日、選手たちとトレーニングや戦略ミーティング、試合に出かけています。



庭から出る、東郷のベンツ。
雨水が地面にしみこむよう、舗装はされていません。
鎖状のネットが地面に張られ、泥はねさせません。
自宅庭を舗装すると、税金が高いです。





東郷邸の前の道。東郷邸の敷地の周りにはバラが咲いています。
東郷邸で働く、庭師が植えたもの。東郷はバラが好きです。





東郷の自宅から、フライブルグの中心街へ。正面の塔は13世紀に建てられたもの。
あの塔の向こう側は中心街です。車は入ることが出来ません。自転車で通り抜けは出来ますが乗車禁止で転がします。
環境保全のため、排気ガスを極力出さないようにしている環境都市なのです。
人は中心街では、歩くか、路面電車に乗ります。





東郷は、お酒を乾杯程度しか飲みません。
アルコールが筋肉合成を阻むのがその理由です。
東郷はコーヒーが大好きで、時々ケーキも食べます。
これは、近くのケーキ店のベリーのケーキ。甘酸っぱい風味が口の中いっぱいに広がります。
東郷は、お気に入りの古伊万里のお皿にケーキを載せていただいています。コーヒーは同じく古伊万里の器で。
江戸時代の食器のため、コーヒーカップではなく、おそらく”蕎麦ちょこ”だった品でしょう。








東郷悟ご用達のケーキ店。





これは、東郷が住んでいる南西ドイツの特産品、サクランボのケーキ。
キルシュ(サクランボの蒸留酒)と、チョコレートがふんだんに使われます。
ココアの入ったスポンジ生地にキルシュ入りのクリームと桜桃を挟み込んだケーキです。
上にも側面にも雪に見立てたキルシュ入りクリームを塗ります。
雪の上に落ちた葉っぱをチョコで再現しています。
チョコレート好きな、愛する結のために用意します。





コーヒーの入れ方はドリップが東郷の好みです。
コーヒーはいれ方によって味が違います。
選手たちが来た時は、東郷やお手伝いのジップ他、庭師までも厨房に入りますが、コーヒーを入れるのは東郷の役目です。
コーヒーを少量の湯で蒸らしてから、湯を注ぎます。
ポタポタとコーヒーが落ちて来て、良い香りが漂うのが至福の時です。
試合では、熾烈な闘いを強いられますが、終わったら、心豊かに暮らし英気を養う、これが東郷の生活術です。









ドイツのクリスマスケーキ、シュトーレンです。
シュトーレンは、ドイツ語で「坑道」の意味です。 トンネルのような形からつけられました。 クリスマスのまでの4週間前に作り、少しずつ食べます。酵母生地に、レーズンとオレンジピール、レモンピール、ナッツ各種が入っていて、外側は粉砂糖で覆われます。
大変日持ちします。
各家庭の味があり、東郷邸でも手作りします。
今年誰が作るかは、お楽しみ。





東郷が日本で買い求めた、裁縫箱。
日本土産として、お手伝いのジップに贈りましたが、彼女が東郷邸の家事室で使うため、今も東郷邸にあります。
東郷は、家事はなんでも出来る人なので、このお針箱を時々使っているかも。笑


東郷邸紹介でした。よろしければ拍手お願いします。物語も1つ更新してありますのでどうぞ。



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